【実走データ】定峰峠ヒルクライム2026|43分45秒・平均260Wで自己ベスト更新ならず

ロードバイク

2026年10月4日、定峰峠ヒルクライム2026に参加してきました。

今回の目標は40分切り。

2025年大会では42分28秒だったので、まずは自己ベストを更新し、その先の40分切りを狙っていました。

しかし、結果は公式タイム43分45秒。

前年の自己ベストから1分17秒遅い結果となりました。

Bryton Rider S810の記録では、レース区間は43分42秒、平均パワー260W、NP264W、平均心拍153bpm、平均ケイデンス80rpm。

自分としては最後まで出し切った感覚がありましたが、2025年のデータと比較すると、タイムが伸びなかった理由も少し見えてきました。

この記事ではレース結果だけでなく、

  • 2025年と2026年の実走データ比較
  • 駐車場・受付・荷物預け・スタートまでの流れ
  • 実際に走ってきつかった区間
  • ゴール後の防寒と下山
  • 40分切りに向けて改善したいこと

までまとめます。

これから定峰峠ヒルクライムへ参加する方の参考になれば幸いです。

定峰峠・白石峠のコース特徴やタイムの目安については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

▶︎ 定峰峠・白石峠ヒルクライム攻略|2025大会データ分析・タイム目安



定峰峠ヒルクライム2026の結果

まずは今回の結果です。

項目2026年
公式タイム43分45秒
目標40分切り
出走グループ第4グループ
Bryton計測43分42秒
距離12.04km
平均速度16.54km/h
平均パワー260W
NP264W
平均心拍153bpm
最大心拍159bpm
平均ケイデンス80rpm
最大ケイデンス111rpm
VAM868m/h

※レース区間として記録したBrytonのラップデータを使用しています。

当日の体重は65kgだったので、平均パワー260Wは単純計算で4.0W/kgです。

現在BrytonにはFTP216Wを設定していますが、今回のレースパワーとの乖離がかなり大きいため、この記事ではFTP比による評価は行わず、2025年大会との実測データ比較を中心に振り返ります。


2025年の自己ベストと2026年を比較

2025年の定峰峠ヒルクライムでは、公式タイム42分28秒を記録しました。

今回の43分45秒は、そこから1分17秒遅い結果です。

Brytonのレース区間データを比較すると、次のようになりました。

項目2025年2026年差
公式タイム42:2843:45+1:17
Bryton計測42:2043:42+1:22
計測距離12.20km12.04km-0.16km
平均速度17.29km/h16.54km/h-0.75km/h
平均パワー285W260W-25W
NP291W264W-27W
平均心拍153bpm153bpm±0
最大心拍162bpm159bpm-3bpm
平均ケイデンス83rpm80rpm-3rpm
最大ケイデンス111rpm111rpm±0

※Brytonの計測開始・終了位置などによって距離や計測タイムには差が生じるため、正式な記録については公式タイムを使用しています。

この比較で特に気になったのが、平均心拍数が同じ153bpmだったことです。

2025年は平均285W、2026年は平均260W。

平均心拍は同じなのに、2026年は平均パワーが25W低くなっています。

そのため今回は、心肺が限界になって大きく失速したというよりも、前年と同程度の心拍負荷でも、前年ほどの出力を維持できなかったと考えています。

もちろん、パワーメーターの状態、コンディション、路面状況なども影響するため、25Wの差を一つの原因だけで説明することはできません。

ただ、実際に走っていて感じた「フォームが最後まで安定しなかった」という感覚や、平均ケイデンスが83rpmから80rpmへ下がったことは、次回に向けて考える材料になりそうです。

定峰峠だけでなく、白石峠・赤城山・榛名山・富士ヒルなどの実走タイムやパワーデータは、こちらにまとめています。

▶︎ ヒルクライム実走まとめ|富士ヒル・赤城・榛名・白石・定峰TT


今回使用したバイク・機材

今回の機材は次の構成です。

項目使用機材
バイクSpecialized S-Works Aethos
ホイールRoval Alpinist CLX II
タイヤS-Works Turbo TLR Race Tire 700×28c
空気圧6.5bar
フロント52/36T
リア11-30T
サイクルコンピューターBryton Rider S810
パワーメーター4iiii Precision Pro Dual-sided Powermeter
体重65kg

機材については大きく変更せず、普段から乗り慣れているS-Works Aethosで参加しました。

今回のレースデータはBryton Rider S810と4iiii Precision Pro Dual-sided Powermeterで記録しました。

S810については、実際にロードバイクで使った感想や機能を別記事で詳しく紹介しています。

▶︎ Bryton Rider S810レビュー|実際に使って分かった機能と使用感


当日の駐車場・受付|初参加なら早めの到着がおすすめ

ここからは、初めて参加する方に向けて当日の流れを紹介します。

自宅を出発したのは午前4時。

指定されていた東秩父役場・JA東秩父支店の駐車場に5時20分ごろ到着しました。

公式案内では駐車場は5時からとなっていましたが、現地では「4時30分ごろから駐車できた」と聞きました。

ただし、これは2026年大会での話です。翌年以降も同じとは限らないので、参加時には必ず大会の案内を確認してください。

受付は特に混乱もなく、スムーズに済ませることができました。


2026年大会の受付会場。到着後の受付はスムーズでした。

公式スケジュールと実際の動きには少し違いがあった

事前に案内されていたスケジュールは、

5:00 駐車場開場 → 5:00~6:00受付 → 6:30開会式 → 7:00スタート地点へ移動 → 7:20~7:35グループ別スタート

という流れでした。

実際には、開会式は予定どおり行われたものの、その後の移動は少し早めに始まりました。

私が参加した第4グループは、6時55分ごろにはスタート地点への移動を開始。

また、ゴール地点まで運んでもらえる防寒着などの荷物については、預け入れ時間が6時30分まで延長されていました。

大会規模は比較的小さいですが、その分、状況に応じて柔軟に運営されている印象を受けました。

初参加の場合は、案内に書かれている時間ギリギリではなく、少し余裕を持って準備しておく方が安心だと思います。


朝食・補給とウォームアップ

朝食はおにぎり2個。

さらにスタート前にジェルを1本摂りました。

ウォームアップについては3本ローラーなどは使用せず、会場周辺を実走。

距離にして約5km走りました。

ヒルクライムはスタート直後から負荷が高くなるため、少なくとも脚を動かし、身体を温めてからスタートできたのは良かったと思います。

10月上旬の早朝ということもあり、スタート前の体感気温は16℃前後。

少し肌寒く感じました。


スタート地点へ移動|第4グループで出走

スタート地点に到着すると、各グループの選手が順番を待ちます。


定峰峠ヒルクライムのスタート地点。2026年は予定より少し早めに移動が始まりました。

※この写真はゼッケン番号が多数読み取れるため、ブログ掲載時は参加者のゼッケン番号と顔をぼかすことを推奨します。


今回の目標は40分切り。

前年の42分28秒から2分半近く縮める必要があるため、簡単な目標ではありません。

それでも、できる限りの走りをしようとスタートしました。

レース序盤|最初の急勾配まではしっかり踏む

スタート直後から抑えすぎるのではなく、最初の急勾配まではしっかり踏みました。

その後はケイデンスを確認しながら、勾配に合わせてこまめに変速。

脚にも呼吸にも大きな問題はなく、序盤は比較的落ち着いて走れていたと思います。

レース中、完全にちぎられたと感じた選手は1人。

一方で、先にスタートしていた第3グループの選手を数人抜きながら進みました。

周囲の選手も速く、全体的に走力の高い参加者が多い印象でした。

定峰峠付近|すでに余裕はほとんどなし

定峰峠付近まで来ると、余裕はほぼありません。

ただ、身体に明確なトラブルがあったわけではありませんでした。

これまでのヒルクライムでは腰などが気になることもありましたが、今回は腰痛、脚の痛み、呼吸の異常などは特になし。

苦しいながらも走り続けることはできました。

これは今回のレースで良かった点の一つです。

定峰峠から白石峠|終盤の急勾配が一番きつかった

今回、一番きつかったと感じたのが、終盤に現れる約13%の急勾配です。

ここではかなり苦しくなり、自分としては今回もっともタイムを失ったと感じた区間でした。

また、振り返ってみると、急勾配だけでなく、斜度が緩んだ場所で十分に踏めなかったことも反省点です。

急勾配を耐えることに意識が向きすぎると、勾配が緩んだところで一息ついてしまいます。

しかしタイムを狙うなら、勾配が緩んだところこそ速度を乗せたい。

次回40分切りを狙ううえでは、この部分を改善したいと思っています。

白石峠から堂平|最後は力を振り絞ってスパート

白石峠を越えてからも苦しい状態は続きました。

最後の平坦区間までは我慢。

勾配が緩んだところから、残っている力を使って最後のスパートをかけました。

ゴールした瞬間にはタイムを確認できませんでしたが、

「出し切った」

という感覚はありました。

結果的には自己ベスト更新とはなりませんでしたが、途中で完全に崩れることなく、最後まで走り切れた点については良かったと思います。


なぜ自己ベストを更新できなかったのか

2025年と2026年を比較すると、今回の課題が少し見えてきます。

最大の違いはやはり、

平均パワー285W → 260W

という25Wの差です。

一方で平均心拍は、

153bpm → 153bpm

と同じでした。

さらに平均ケイデンスは、

83rpm → 80rpm

へ3rpm低下しています。

今回、自分自身が一番感じていたのは、フォームを最後まで安定させられなかったことです。

疲れてくるとペダリングや姿勢が崩れ、同じように苦しいのに思うようにパワーが出ない。

今回のデータだけで「フォームが原因」と断定することはできませんが、実走で感じた感覚とデータを合わせて考えると、今後改善していきたいポイントです。

そしてもう一つが、勾配変化への対応。

急勾配を耐えるだけではなく、斜度が緩んだ瞬間に変速し、ケイデンスを維持して速度を乗せる。

今回のレースでは、ここにまだ改善の余地があると感じました。

今回感じた「フォームの乱れ」「ケイデンス低下」「変速」の課題については、以前の定峰峠実走でも似た問題がありました。

ヒルクライムで後半に失速する原因と対策はこちらで詳しくまとめています。

▶︎ ヒルクライムで失速する原因|疲労時に起こる3つのミスと対策


パワー配分そのものは大きく変えない

一方で、次に走るときもパワー配分を大きく変えるつもりはありません。

今回は後半に完全に失速した感覚はなく、むしろ想像していたより最後まで粘ることができました。

そのため、

「前半をもっと抑える」

というより、

同じような配分で、フォーム・ケイデンス・変速を改善する

方向で考えています。

単純に平均パワーだけを追いかけるのではなく、勾配が変化しても効率よく出力を維持できる走りを目指したいと思います。


ゴール後|山頂では防寒着が必須

ゴール地点はスタート地点より標高が高いため、走っている最中とは状況が大きく変わります。


ゴール後の山頂。雲が多く、運動を止めると徐々に寒さを感じました。

レース中は天候が気になることはほとんどなく、ときどき日が差す場面もありました。

路面はコース中盤で一部濡れていましたが、走行に大きな影響を感じるほどではありませんでした。

一方、ゴールして運動を止めると身体は徐々に冷えてきます。

私は事前に防寒着を預けておき、山頂で受け取って着替えました。

これはやっておいて良かったと思います。


ゴール後の温かい豚汁がありがたい

山頂では豚汁をいただきました。


ゴール後にいただいた豚汁。冷えてきた身体にはありがたい一杯でした。

具も多く、美味しくて身体が温まりました。

ただ、食べたあとに思ったのが、

「もう少し身体が冷えてきてから食べてもよかった」

ということ。

ゴール直後はまだ身体が熱を持っています。

その後、下山を待っている間に徐々に冷えてくるため、個人的にはそのタイミングで温かいものを食べた方が、よりありがたみを感じられたかもしれません。

下山まで約1時間|防寒対策はしっかり準備したい

今回はゴールしてから下山まで約1時間待ちました。

公式案内では、全参加者のゴール後、10時以降にグループで下山する予定でした。

しかし2026年大会では、実際には予定より30分以上早く下山が開始されました。

交通規制についても予定より早く解除されていたように感じましたが、下山自体は安全に進められていました。

大会側が状況に応じて柔軟に対応していたのだと思います。

ただし、ここも翌年以降同じ運用になるとは限りません。

初めて参加する場合は、

「ゴール後、すぐには下山できない」

と考えて準備しておくのがおすすめです。

山頂では少し風があり、日差しがなくなるとかなり寒く感じました。

防寒着は必ず荷物として預けておいた方が安心です。


初参加するなら知っておきたいこと

実際に参加してみて、初参加の方には特に次の点を伝えておきたいです。

  • 駐車場・受付には時間に余裕を持って到着する
  • スタート地点への移動が予定より早まる可能性も考えて準備する
  • ゴール地点へ運んでもらえる荷物には防寒着を入れる
  • ゴール後すぐ下山できるとは限らない
  • 10月上旬でも山頂では身体が冷える
  • スタート前に短時間でもウォームアップしておく

特に重要なのはゴール後の防寒対策です。

ヒルクライム中は暑くても、ゴールして汗をかいた状態で1時間近く待つと体感温度はかなり変わります。


今回良かったことと反省点

自己ベストを更新できなかったので悔しさはあります。

それでも今回のレースには良かった点もありました。

まず、最後まで全力を出し切れたこと。

そして、後半も思っていたほど大きく失速しなかったこと。

さらに、腰や脚など身体に痛みが出なかったことです。

一方、改善したいポイントも明確になりました。

特に重要だと思っているのが、

「斜度が緩んだところでしっかり踏むこと」

です。

そのためにも、今後は高めのケイデンスを維持し、勾配の変化に合わせてこまめに変速することを意識したいと思います。

そして、疲れてきてもフォームを崩さず、できるだけ効率よくパワーを出せるようにしたいです。

今後はフォームやケイデンスだけでなく、40分前後の登坂で出力を維持できるよう、引き続きSSTなどのトレーニングも続けていきます。

▶︎ ロードバイクのSSTトレーニングは効果ある?3か月続けた実体験

次の目標は40分切り

2025年は42分28秒。

2026年は43分45秒。

残念ながら今回は自己ベストから1分17秒後退しました。

しかし、実際に走った感覚と前年のデータを比較したことで、次に改善したいポイントはかなり明確になりました。

平均パワーだけを見るのではなく、

フォームを安定させる。
ケイデンスを維持する。
勾配に合わせてこまめに変速する。
斜度が緩んだところでしっかり踏む。

このあたりを意識してトレーニングしていきます。

今回のレースは、タイムだけを見れば満足できる結果ではありません。

それでも身体に痛みが出ることなく、最後まで出し切ることができました。

定峰峠ヒルクライムは規模こそ大きくありませんが、走力の高い参加者も多く、運営も柔軟で走りやすい大会だと感じました。

来年こそ40分切り。

また一年トレーニングを積み重ねて、挑戦したいと思います。

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▶︎ 定峰峠・白石峠ヒルクライム攻略|2025大会データ分析・タイム目安
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