■ はじめに
定峰峠や白石峠を走ると、多くのサイクリストが同じ疑問にぶつかります。
・このタイムは速いのか遅いのか
・45分切り、30分切りはどのくらいの難易度なのか
・大会参加者の中でどの位置なのか
特に白石峠は「30分切り」という分かりやすい基準があるため、ひとつの目標として意識されやすい峠です。
本記事では👇
👉 2025年大会データを基にしたタイム分布
👉 白石峠の現実的な目安
👉 実走データから見える現在地
👉 30分切りまでの現実的なステップ
を、実体験ベースで整理します。
▶︎富士ヒル攻略ガイドはこちら
https://run-ride-code.com/fuji-hill-guide/
■ 結論|白石峠「30分切り」は明確な壁
白石峠における30分切りは、単なる目安ではなく明確な実力の分岐点です。
・25分切り → 上級者
・30分切り → 中級者(脱初心者)
・35〜40分 → ボリュームゾーン
この30分というラインには👇
・FTP付近の持続力
・安定したペース配分
・最後まで踏み切る耐性
が求められます。
👉 「なんとなく」では到達できないラインです。
■ 実走データ(定峰峠+白石峠)
今回のライド👇
・距離:47.53km
・獲得標高:1,249m
・時間:2:28:36
・平均速度:19.19km/h
・平均パワー:148W
・NP:194W
・TSS:200.7
・平均心拍:127bpm
ヒルクライム2本を含む、持久力と強度の両方が求められる内容です。
▶︎Garmin指標(NP・IF・TSS)の解説はこちら
https://run-ride-code.com/garmin-metrics-guide/
■ TT結果
・定峰峠:47分6秒
・白石峠:35分7秒
▶︎【定峰峠TT】富士ヒル対策|FTP216Wで何分出る?実走データと課題分析
https://run-ride-code.com/sadamine-tt-fuji-hill-analysis/
■ 現在地の整理
白石峠:35分7秒
👉 一般的なサイクリストのボリュームゾーン内
👉 「普通にしっかり走れるレベル」
過去ベスト👇
👉 約32分
👉 30分切りが視野に入る位置
ただし👇
👉 FTPの底上げが必要な段階
この「あと少し届かない距離」が、白石峠の難しさでもあります。
■ 白石峠のタイム目安
・25分切り → 上級者
・30分切り → 中級者
・35〜40分 → ボリュームゾーン
・40分以上 → 初心者
👉 35分台は「トレーニングを継続している層」
■ 白石峠のコース概要・特徴
・距離:約6.4km
・平均勾配:約8.6%
・獲得標高:約545m
・コース:ときがわ町大野特産物販売所近くの三叉路から 白石峠の看板(駐車場・東屋あり)
・特徴:序盤から急勾配が続き、階段状に斜度が変わる。15%近い箇所もある激坂。
特徴👇
・序盤から急勾配
・10〜15%区間あり
・ほぼ休めない
👉 FTP付近で踏み続ける能力が重要

■ 定峰峠ヒルクライム(2025大会データ分析)
定峰峠のコース概要です。
・距離:約12.6km
・平均勾配:約4.9%
・獲得標高:約619m
・コース:東秩父村内県道11号光官寺付近~堂平天文台ゲート
・特徴::平均勾配は4.9%と比較的優しく、舗装が綺麗
👉 初心者〜上級者まで幅広く参加

■ タイム分布
・〜30分 → トップ層 (上位数%)
・30〜35分 → 上級者(約10〜15%)
・35〜40分 → 中級上位(約25〜30%)
・40〜45分 → 中級層(約25〜30%)
・45〜50分 → 初中級(約15〜20%)
・50分以上 → 初心者層 (約10〜15%)
👉 35〜45分に約50〜60%が集中
👉 定峰峠の完全なボリュームゾーン
■ ステッカー基準
・35分以内 → GOLD
・40分以内 → SILVER
・45分以内 → BRONZE
👉 35分以内=上位層
👉 40分以内=平均以上
■ 定峰峠での位置
47分6秒という結果は👇
👉 45〜50分ゾーン
👉 ボリュームゾーン後半
👉 改善余地が大きい位置
過去ベスト👇
👉 約42分
👉 40分切りが視野に入る位置
■ 定峰峠と白石峠の違い
■ 定峰峠(約12.6km、4.9%、約619m)
・緩急あり
・回復可能
・戦略要素あり
■ 白石峠(約6.4km、8.6%、約545m)
・一定で高負荷
・逃げ場なし
・持続力勝負
👉 白石の方が実力がストレートに出る
■ 攻略の考え方
共通👇
👉 序盤を抑える
理由👇
・心拍の急上昇
・オーバーペース
→ 後半失速に直結
■ 定峰峠
・緩い区間で呼吸を整える
・踏みすぎない
・リズム維持
👉 ペース配分が重要
■ 白石峠
・FTP85〜95%で一定
・ダンシング最小
👉 最後まで維持できるか
■ 30分切りへのロードマップ
現状👇
・ベスト:32分
・現在:35分
👉 約2〜5分短縮が必要
■ 必要な要素(3本柱)
① SST → 持続力
② VO2MAX → 上限
③ LSD → ベース
■ ①SST(スイートスポット)|持続力の土台
SSTは、FTPの85〜95%で行う中強度トレーニングです。
ヒルクライムとの関係👇
・白石峠はほぼFTP付近の出力で走り続けるコース
・ペースを落とさず維持できるかがタイムに直結する
つまり👇
👉 SST=そのまま本番の再現練習
効果👇
・一定出力を長く維持できるようになる
・「途中で垂れる」感覚が減る
・ラストまで踏み切る余力が残る
今回のような35分前後のタイム帯では👇
👉 最も優先度が高い強化ポイント
▶︎SSTトレーニングのやり方はこちら
https://run-ride-code.com/sst-training-short-ride-20260131/
■ ② VO2MAX|上限の引き上げ
VO2MAXトレーニングは、短時間の高強度(全力に近い負荷)を繰り返すメニューです。
役割👇
・最大出力(天井)を引き上げる
・同じFTPでも「余裕度」が変わる
例えば👇
・FTP200Wのままでも
→ 上限が高い人の方が楽に維持できる
ヒルクライムでは👇
・急勾配区間
・ペースが上がる場面
・終盤の踏み直し
で効いてきます。
👉 “キツい場面で粘れる力”を作るトレーニング
■ ③ LSD|ベース(疲れない身体)
LSDは低強度・長時間のトレーニングです。
一見ヒルクライムと関係なさそうに見えますが👇
👉 非常に重要な土台になります
効果👇
・長時間動き続ける筋持久力
・疲労しにくい身体
・回復力の向上
特に👇
・後半で脚が重くなる
・心拍が維持できない
・踏めなくなる
といった現象は👇
👉 ベース不足の可能性が高い
■ 3つの関係性
この3つは役割が分かれています👇
・SST → 維持する力
・VO2MAX → 上限(余裕)
・LSD → 土台(疲れにくさ)
どれか1つだけではなく👇
👉 組み合わせて初めてタイムが伸びる
■ 段階的な改善
・35分 → 32分(過去ベスト更新)
・32分 → 30分切り
👉 一気ではなく段階的に詰める
◾️白石峠でタイムを縮めるには
👉 単純な筋力ではなく
👉 「持続できる能力」が重要
そのための軸が👇
・SST(維持)
・VO2MAX(余裕)
・LSD(土台)
👉 この3つを積み上げることで
👉 30分切りが現実的なラインになってきます
▶︎SSTトレーニング
https://run-ride-code.com/sst-training-short-ride-20260131/
▶︎VO2MAXトレーニング
https://run-ride-code.com/vo2max-training-3min-4sets/
▶︎LSD(持久力強化)
https://run-ride-code.com/30km-lsd-ultra-training/
■ まとめ
■ 定峰峠
👉 35〜45分がボリュームゾーン
■ 白石峠
👉 35〜40分がボリュームゾーン
現在地👇
・定峰:47分 → ボリュームゾーン後半
・白石:35分 → ボリュームゾーン中心
👉 無理のない成長段階
■ 最後に
ヒルクライムは👇
👉 数字で成長が可視化される競技
だからこそ👇
👉 焦りやすい
しかし👇
👉 積み上げれば確実に伸びる
■ 次の目標
・32分切り
・30分切り
👉 この順序が最短ルートです。
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