はじめに
これまでの学習では、
len()sum()- 平均値の計算
- f文字列による表示
といった 計算結果をその場で表示する方法 を学んできました。
前回の #19 では、
「表示をきれいにする(ログとして出す)」 ことがテーマでした。
今回は一歩進めて、
計算結果を “まとめて扱う” 方法
として、
辞書(dict)を使った管理方法 を学習します。

今回のテーマ
🔹 なぜ dict を使うのか?
計算結果が増えてくると、
- 件数
- 合計
- 平均
- 判定結果(OK / WARN)
など、
複数の値をまとめて扱いたくなる 場面が増えます。
そこで役立つのが 辞書(dict) です。
使用するデータ
numbers = [35, 7, 26, 59, 55, 73, 90, 24, 13, 28,
20, 71, 8, 89, 81, 97, 39, 66, 42, 57]
① 計算結果を辞書にまとめる
まずは、
計算した結果を dict に格納 します。
result = {
'count': len(numbers),
'sum': sum(numbers),
'avg': int(sum(numbers) / len(numbers))
}
ここでは、
count:件数sum:合計avg:平均(整数)
を 1つの変数 result にまとめています。
② 判定結果も dict に含める
次に、平均値に応じて
状態(level)を追加 します。
if result['avg'] >= 50:
result['level'] = 'OK'
else:
result['level'] = 'WARN'
これで result は、
- 数値データ
- 判定結果
を まとめて持つ構造 になりました。
③ 辞書の中身をまとめて表示する
最後に、
dict にまとめた値を 一度に表示 します。
print(
f"level={result['level']} "
f"count={result['count']} "
f"sum={result['sum']} "
f"avg={result['avg']}"
)
▶ 実行結果
level=WARN count=20 sum=980 avg=49
辞書でまとめるメリット
今回の方法を使うと、
- 計算と表示を分離できる
- 後から項目を追加しやすい
- 関数・ファイル出力・自動化に発展しやすい
といったメリットがあります。
「計算結果を一つの“データ”として扱える」
点が最大の違いです。
#19 との違い(整理)
| 記録 | 主役 | 学びの軸 |
|---|---|---|
| #19 | f文字列 | 表示をきれいにする |
| #20 | dict | 結果をまとめて管理する |
表示は最後の1ステップであり、
#20 では “構造” が主役 になります。
今日のまとめ
- 辞書(dict)は「関連するデータをまとめる箱」
- 計算結果を一度 dict に入れると扱いやすい
- 判定結果も一緒に管理できる
- 表示・保存・自動化への土台になる
「書ける」から
「設計して書く」 への一歩を感じられる内容でした。
🔜 次のステップ候補(#21)
- 処理を関数にまとめる
- dict を return する
- 結果をファイル(CSV / txt)に保存する


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